「最近、歩くとすぐに足がしびれる」「長時間立っていると腰が重だるい」――そんな違和感、もしかしたら脊柱管狭窄症の始まりかもしれません。
脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道(=脊柱管)が何らかの原因で狭くなり、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす状態です。とくに40代以降の方に多く見られるのが特徴で、「加齢のせい」と見過ごされがちですが、早めに対処することで症状の進行を抑えることができます。
◆ どうして脊柱管が狭くなるのか?
年齢とともに椎間板が潰れたり、靭帯が厚くなったり、骨が変形したりすることで、脊柱管のスペースが徐々に狭くなっていきます。ですがそれだけが原因ではありません。
姿勢の崩れや骨盤・股関節の柔軟性の低下など、日常の体の使い方が原因で背骨にかかる負担が増し、結果として脊柱管の圧迫につながるケースも少なくないのです。
◆ 40代から意識したい、3つのケア習慣
脊柱管狭窄症は「気づいたときにはもう進行していた」というケースが多いです。だからこそ、以下の習慣を**“まだ大丈夫な今”から始めること**が予防のカギになります。
① 正しい姿勢を「保つ」より「取り戻す」
デスクワークやスマホの使用で、猫背や反り腰の癖がついていませんか?
整体では、まず骨盤と背骨の自然なカーブ(S字カーブ)を再構築するアプローチを行います。自宅でも1日数分、背骨を整えるストレッチを取り入れてみましょう。
② 股関節と足首をしっかり動かす
実は、歩くときに股関節や足首の動きが悪いと、その分の負担が腰にかかります。
股関節やふくらはぎの柔軟性を高めるだけで、腰への負担が軽減されるケースも多いのです。ラジオ体操やスクワットなど、シンプルな動きでも効果的です。
③ 「歩ける体」を維持するための筋力と呼吸
脊柱管狭窄症が進行すると、「歩くとつらい」「すぐに休みたくなる」ようになります。
その予防には、**体幹(特にインナーマッスル)**と、深い呼吸をしながら動ける習慣が重要です。整体では呼吸と連動した動きづくりもサポートします。
◆ 整体でできる予防のサポート
整体では、「痛くなってから」ではなく「痛くなる前」の体のメンテナンスが可能です。
特に脊柱管狭窄症の予防では、
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骨盤・背骨のアライメント調整
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筋膜リリースや可動域の改善
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自宅でできる体操やセルフケアの提案
などを通じて、日常生活の中で腰にかかる負担を減らすお手伝いができます。
◆ 年齢に負けない体は、習慣でつくられる
脊柱管狭窄症は「高齢だから仕方がない」とあきらめるものではありません。
40代の今こそ、将来の自分のためにできることがあります。
「まだ症状は出ていないけど、将来が不安」
そんな方はぜひ、気軽にご相談ください。
あなたの体の“今”をしっかり見て、未来のためのケアをご提案します。