「ペットボトルのフタが開けにくい」「フライパンを持つだけで肘がズキッとする」
こうした症状は、“テニス肘”と呼ばれる外側上顆炎の可能性があります。
「でも、私テニスなんてしてないのに?」
そう思う方がほとんどです。日常の家事や、重いものを持ったり、デスクワークの中で知らず知らずのうちに肘に負担をかけているケースが目立ちます。
そしてもう一つ、よくある誤解が「使いすぎ」が原因だということ。
もちろん動かしすぎが一因になることもありますが、実際には体の使い方や姿勢のクセが大きく関係しています。
たとえば、肩が内巻きになっていたり、猫背になっていたりすると、腕や肘に余計な負担がかかりやすくなります。さらに背中や骨盤の動きが悪くなると、腕だけで物を持ったり操作したりするようになり、その結果、肘が限界を超えて悲鳴を上げてしまうのです。
整体の施術では、肘だけでなく肩・背中・骨盤など全身を見て調整していきます。
テニス肘は、肘のトラブルではありますが、肘だけの問題ではありません。
「どこをどう使っているか」「本来動くはずの場所が動いているか」によって、症状の出方や回復の速さは大きく変わってきます。
もしあなたが「原因がわからない肘の痛み」に悩んでいるなら、肘だけでなく体全体のバランスに目を向けてみることをおすすめします。
それが、つらいテニス肘を根本から改善する第一歩になるかもしれません。