「ずっと腰が重だるい」「朝起きると腰が痛い」「マッサージを受けてもすぐ戻る」——
慢性的な腰痛に悩まされている方はとても多いですが、実はその痛み、腰そのものが原因とは限りません。
痛みが出ている場所に目が行きがちですが、“腰に負担をかけている原因”は、意外なところに潜んでいるのです。
見落としがちな4つの原因
① 骨盤や股関節の硬さ・ゆがみ
骨盤が傾いていたり、股関節の動きが悪いと、身体の動作時に腰が無理をして代償動作をします。結果、腰に過剰な負担がかかり、慢性的な痛みに。
② 足首や膝のゆがみ
足元が不安定だと、全身のバランスが崩れます。無意識に腰が支える役割を果たそうとするため、知らず知らずのうちに疲労が蓄積します。
③ 座りっぱなし・長時間同じ姿勢
特にデスクワークが多い方は要注意。骨盤が後ろに倒れたまま長時間いると、腰の筋肉が緊張しっぱなしになり、血流も悪くなります。
④ 日常動作のクセ(例:足を組む・片足重心・前かがみ)
毎日の小さなクセも、積み重なると腰痛の原因に。バランスの崩れた姿勢が定着し、体全体の連動性が失われます。
整体的アプローチの重要性
当院では、「腰だけを揉む」というような対症療法ではなく、全身のバランスと動き方をチェックし、根本の原因にアプローチしています。
腰は“結果”として痛みを出しているだけ。
“本当の原因”に気づき、そこを整えることで、長年の腰痛から解放される方が多くいらっしゃいます。
今日からできるセルフチェック
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□ 長時間座ると腰がつらくなる
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□ 左右で足の組みやすさが違う
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□ 靴底の減り方が左右で違う
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□ 仰向けで寝ると腰が浮いている感じがする
どれかに当てはまったら、腰以外の部分に原因があるかもしれません。
腰痛に悩む方ほど、腰ばかり気にしがちです。
でも実際には、「体全体のバランス」や「日常のクセ」こそが大きな鍵を握っています。
ご自身の体に興味を持ち、「なぜ腰に負担がかかっているのか?」を一緒に見直してみませんか?